ショートカットキーだけではない! - PC操作を速くする方法を改めて分析してみた -
PC操作のスピードアップというとどうしても「ショートカットキーを覚える」ということに目が行きがちな人が多いのではないのでしょうか。
但しショートカットキー以外にも環境設定等の工夫で速度を上げる方法もあります。Altキーを使ったショートカットキーは覚える必要がなく、寧ろ習得のために練習が必要なものです。
今回は少々俯瞰的にPC操作の速度を上げるとは何なのか?その方法とは?という点について考えてみました。
(記事で挿入している画像は説明用に作成したPowerpoint資料からの抜粋です)
1. 「PCが出来る」=「操作が出来る」だけではない
「××君はPCが出来る」というとどのようなことを想像するでしょうか?
プログラミングが出来たり、色々な操作が出来ることをまず想像するのではないでしょうか。
しかし、同じ操作をするとしてもその操作を如何に速くできるか、ということも「PCが出来る」ための評価軸になります。
つまり、「PCが出来る」ということは以下の2つの要素に分解できます。
PCが出来る = ①色々な操作が出来る ✖ ②操作が速い
「①色々な操作が出来る」ためには操作の習得が必要です。多くの人は「PCを使って○○をしたい!」という欲求からPCを買う・使い始めるので操作の習得をする努力は必然的にすることになるでしょう。仕事で必要ならば尚更です。操作の習得をしなければPCを使うことすら出来ません。
しかし、「②操作が速い」という部分は必ずしも習得の必要性がありません。操作自体の習得と異なり、操作を速くする必要性に迫られることはないのですから。多くの人は一度覚えた操作に満足し、操作を速くすることに意欲が向きません。この操作の習得に続く2step目に意欲が向くか、これがPCが出来る/出来ないを分ける境界線となるのかもしれません。
言い換えればPCの操作を速めることにちょっとでも目を向ければ、他者との競争優位を優位に持つことが可能になります。
ここにPC操作を速くする重要性があります。
2. PC操作を速くするためには?
冒頭でも書いた通り、多くの人はPC操作を速めるためにはショートカットキーの習得をまず思い浮かべると思います。しかし、方法はそれだけではありません。
方法は主に二つあります。①環境を整えること、②操作を知ること、です。
① 環境を整える
これはPCがサクサク動くための環境設定やフォルダにショートカットキーを割り当ててキーボードで特定のフォルダ/アプリケーションにアクセスできるようにすることなどがあてはまります。
操作を覚えたり、練習の必要がないため、知ることさえできれば誰でも即効性のあるものです。このブログでも便利な環境設定は紹介していきます。
前回の記事で紹介している設定はこの「環境を整える」例の一つです。
ある有名な本で紹介されていた、外資系投資銀行の若手がF1キーをキーボードから外してしまう、というエピソードについても立派な環境設定の例です。(F1キーをわざわざ外す理由は考えてみてください。私はCtrl + F1を使いたいので外していないですが・・・)
② 操作を知る ⇒ 練習する
多くの人がイメージするショートカットキーの習得はここにあたります。「これだけが重要ではない!」と言いましたが、一番重要ではあります。
既に当ブログでも色々な操作を紹介していきましたが、まずは「このような操作がキーボードで出来るのか!」と知るところからはじめて頂ければと思います。
その操作を覚える・習得するためには個人で練習するしかありません。
3. ショートカットキーの二つの型
「操作を知る」必要があるショートカットキー。これらを二つに分類してみました。
私はこれらをそれぞれ① 組み合わせ型、② コマンド型と名づけました。
組み合わせ型は知って覚える必要があるもの、コマンド型はAltキーを使ったリボン操作で覚える必要がないものです。
コマンド型については「Altキーでリボン操作が出来る」ことは最低限知る必要がありますが、あとはひたすら練習さえすればレベルアップが出来る操作となります。
Altキーの操作については改めて以下の記事をご参照ください。